日本モリマー㈱は、5月15日にタイの射出成形会社であるムネカタ・タイ・プラスチックスの株式(ムネカタ保有の全株式)を取得し、系列化致しました。

昨年7月にタイの射出成形加工グループ(現TSモリマーを柱とするグループ3社)を買収し、今後増大する高技術の自動車部品の需要に対応する為、TSモリマーに隣接するムネカタ・タイ・プラスチックスを系列化し、今後TSモリマーと同様高精密の自動車部品の成形を行います。又、タイ国内で熱硬化性成形材料を製造するモリマー・ポリテック(2005年設立、アマタナコン工業団地)をムネカタ・タイ・プラスチックスの工場敷地内に移転し、集中管理による効率生産を行うと同時に、熱硬化性においては、成形材料の生産のみならず、その成形までの川下展開を行います。

日本モリマーグループは、日本国内6社、タイに4社、中国2社、台湾1社を擁し、グループ連結売上高は現在280億円ですが、今回のタイ企業の系列化と、アジア地区での積極展開により350億円を目指します。